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2008年09月22日

Felica vs. NFC ?

今回の韓国で気になったものの一つが、レストランやショップのレジに設置されていた "Mobile Touch"。

IMG_1267.JPG

モバイル決済の仕組みかなーと気になりながらも、話がややこしくなりそうなので店舗では質問しなかった(am/pm で Edy の仕組みについて訊いても仕方ない)。

帰ってきてググってみたら、なかなか良い資料が見つからなかったけど、この資料(PDF がいきなり開くので注意)によると、やはりモバイル決済の仕組みである様子。それも、NFC USIM ベースのシステムみたい。

この仕組み、昨年のソウル訪問では気付かなかったので、この1年で普及が進んだということかしら。

Under the alliance, ST Telecom and KTF said they plan to link RF features with USIM chip cards installed in WCDMA/HSDPA handsets, delivering the world's first RF in USIM cards mainly used for subscriber identification and global roaming.

そういえば、NFC USIM は今年、ソフトバンクモバイルが実証実験していた。

これが昨年のニュースで、

ソフトバンクら7社、NFCによる非接触決済携帯の実証実験──国際的なサービス展開見据え

 ソフトバンクモバイルおよびマスターカード・ワールドワイド、ジェムアルト、オリエントコーポレーション、Samsung電子、日立製作所、日本ヒューレット・パッカードの7社は11月13日、NFC(Near Feild Communication:近距離無線通信)技術に対応する携帯を用いた非接触決済サービスの検討を開始すると発表。2008年度に実証実験を開始する予定。

 NFCは、2003年12月に国際規格化された13.56MHz帯を使用する近距離無線通信の規格。NFCチップを搭載する機器同士を近づけ、最大424kbpsで双方向通信できる。国内で広く普及するFeliCaや海外および国内の住民基本台帳カード、運転免許証などの公共系カードで使用する ISO14443TypeA(Mifare)/ISO14443TypeBとも互換性があり、上記規格に対応するICチップへの読み書きに対応。ハンドオーバー(機器間通信)も可能とする。

 今回の実証実験は、ジェムアルトのNFC-USIMにマスターカードのPayPassアプリケーションを搭載し、NFC-USIMを差したSamsung電子のNFC対応携帯で店舗などに設置されるNFC対応非接触リーダー/ライターで迅速に決済を行うというもの。

今年、実際に行ったのはこれ。

ソフトバンクMなど、日本初、NFCケータイによる「スマートポスター」システムの実証実験

ソフトバンクモバイル(孫正義社長)、NTTデータ(山下徹社長)、日立製作所(古川一夫社長)、ジェムアルト(ブリニョー・フィリップ社長)の4社は9 月2日、NFC(近距離無線通信)技術に対応した携帯電話「NFCケータイ」を用いた「スマートポスター」システムのフィールド実証実験を、千葉県内の複合型商業施設で開始したと発表した。国内初の試みで、30人ほどの関係者がモニターとして参加する。実施期間は10月31日まで。

ケータイに差し込む USIM で配布できれば、一気に普及させることが可能だから NFC USIM 陣営は強い。

その状況下で、マルチレイヤーなプラットフォーム競争を仕掛けることができるのかしら>ソニー

2008年10月12日

「ぎゃざポ」:NTTコミュニケーションズのポイントサービスプラットフォーム

NTTコミュニケーションズが複数事業者向けのポイントサービスプラットフォーム「ぎゃざポ」を開始。以下は ITmedia の記事。

(こんな風に ITmedia の記事の切り出しが可能なのは知らなかった……)

NTT コミュニケーションズのニュースリリースはこちらで、システム概要は以下の通り。

2.システムの概要(別紙1参照)

「ぎゃざポ」では、NTT Comが開発したアプリケーション技術「Key-Shuttle」(国内・国際特許出願済み)を利用して、携帯電話に各種ポイントカードおよび会員証を安全かつ効率的に収容することが可能です。

本システムによる会員証は、携帯電話に簡単に登録できる一方、偽造・変造などが困難なため既存のポイントカード、会員証の代替として安心して利用できます。

一度携帯電話へ「Key-Shuttle」アプリをダウンロードすれば、専用のリーダー/ライターへかざすだけで携帯電話の中にポイントや会員証情報を保存できます。従来のように、店舗毎にアプリケーションをダウンロードする必要はありません。

<店舗での利用方法>(別紙2参照)

(1) 既存リライト式カードリーダー/ライターとの併用利用

現在PETカード用リライト式カードリーダー/ライターをお使いの店舗でも、「ぎゃざポ」との併用利用ができます。 

「ぎゃざポ」専用リーダー/ライターをPOS端末に直接接続、またはリライト式と両方を接続できる分配器へ接続し、携帯電話をかざすことでポイントカード・会員証の情報を携帯電話に蓄積・照会・上書きが可能です。 

今後、PETカードと、「ぎゃざポ」の両方を使えるリーダー/ライターも開発する予定です。

(2) バーコード式

バーコード情報登録用パソコンと「ぎゃざポ」専用リーダーが必要です。

「ぎゃざポ」を利用する際は携帯電話をリーダーにかざして、バーコード画像を携帯電話の液晶画面または「ぎゃざポ」専用リーダーに表示させます。

表示されたいずれかのバーコード画像を、POS端末のバーコードリーダーで読み取るとることで、バーコードを印刷したカードを利用するのと同じ運用が可能になります。

ポイントサービス提供側からするとケータイのマルチキャリア(NTTドコモ、KDDI au、ソフトバンク……)に対応して欲しいところだが、現状は

NTTドコモ以外のキャリアなどへの対応に関しましては、今後検討予定です。

という状態で、実際は難しいでしょう。

このポジションの争い、激戦でしょうが取れればかなり強い経営資源になるでしょう。



2008年10月13日

Edy 利用で T ポイントがたまる T ポイントアプリ:10/14 スタート

胡散臭いアフィリエイトサイトのようなタイトルですが、修論に関係しているのでしゃーないかと。

Edy を使うと TSUTAYA の T ポイントがたまる、という電子マネー - ポイントサービス連携が 10/14 から NTT ドコモ先行で始まります、ということです。

EdyでTポイントが貯まります!10/14(火)NTTドコモ先行スタート!

NTTドコモが先行スタート、他キャリアは順次拡大、とのことですが、T ポイントの場合は NTT コミュニケーションズの「ぎゃざポ」と違って、KDDI au やソフトバンクモバイルに順次対応するでしょう。

ポイント変換率は次の通り。

※200円(税込)で1ポイント貯まります。 ※Tポイントアプリでの登録後、Edyのお支払いで貯まる他のポイントを選択した場合、Tポイントは貯まらなくなります。

2つ目の説明が今ひとつよくわかりません。100 円の利用で 1 ポイントたまることになっているファミリーマートで Edy を使って 1000 円分の買い物すると、Tポイントアプリで 5 ポイント、Edy 利用で 10 ポイント、合計で 15 ポイントたまらない、と言いたいのでしょうか。それとも、Edy 利用で ANA マイレージクラブのマイルをためるようになっていれば、それが無効になるのか。Tポイントアプリを使ってみないとわからない、かな。

なお、次の記事にあるように、Edy は Suica の後塵を拝している状況。

電子マネー利用率は56.4%、「Suica」の認知率は8割超、「WAON」利用者が急増


 インターワイヤードは10月2日、電子マネーの認知度/利用状況に関する調査結果を発表した。電子マネー利用率は56.4%で、約1年前の調査に比べ 10.5ポイント増えた。認知率は「Suica」が82.8%で最も高く、以下「PASMO」(71.2%)、「Edy」(65.5%)、「nanaco」(60.8%)、「WAON」(50.6%)と続いた(図1)。

 電子マネーを知っている人に定期券利用/切符購入以外で利用している電子マネーを尋ねたとろ、「Suica」が26.1%(前年は23.8%)、「Edy」が21.4%(同20.2%)、「PASMO」が12.8%(同8.4%)、「nanaco」が10.7%(同6.2%)、「WAON」が 7.1%(同0.7%)で、いずれも利用率が上がっていた。

ヤマダ電機で Edy をつかうとヤマダポイントがたまるというサービスも始めており、Suica 追い上げに力をいれているようです。

2008年10月25日

企業の境界線とクラウドコンピューティング

ITmedia のデジタル革命の原動力となる7つの「破壊的トレンド」という記事で、

ニューメディア
ソーシャルソフトウェア
拡張現実
情報の透明性
新しい波の波
プラットフォーム刷新
スマート化する世界

などの領域における動向がそれなりにハンディな形でまとめられている。

こういう領域の流れを実際の企業活動へ適用・応用しようとすると、必ず議論になるのがガバナンスの問題である。企業における資源としての情報の範疇をどう定義し、それぞれの活動をどのようにコントロールするのか?

たとえば、新たなサービス形態としてのクラウドコンピューティングはエンタープライズITの分野でも非常に注目されている(ただ、まともに利用している人は非常に少ない)。しかし、実際の企業活動への適用・応用を試みると、上記のような議論がかならず沸き起こる。旧守派(多くはオペレーションに携わる人達)と革新派(多くはインプリメンテーションに関わる人達)の間にわき起こる、ちょっとした不毛な争いというのはよく見られる光景である。

で、この利用者側における議論を解決できるように、企業におけるガバナンスの新たな境界線をクラウドコンピューティングに関係するプレイヤーが提示できているかというと、現状はできていない。アウトソーシングモデルは一つの解だが、万能な解ではない。"One doesn't fit all" である。

ということで、クラウドコンピューティングで企業ガバナンスの形・境界線がどのように変化するか、がこれから注目である。

2008年10月28日

「通信プラットフォーム研究会」報告書案

総務省の「通信プラットフォーム研究会」報告書案が公表されていますね。

総務省(報道資料)「通信プラットフォーム研究会」報告書案の公表及び本案に対する意見の募集

まず、「プラットフォーム」がどう定義されているか、が気になります。ざーっと見た感じだとプラットフォームは定義されてないようすですが、かろうじて説明があるとすると4ページの

 レイヤー構造3におけるプラットフォームは、通信事業者が担っている通信レイヤーとコンテンツ・アプリケーションレイヤーの間に位置するものと便宜上整理することが可能であるが、プラットフォームの実現形態は多様であり、一意に特定することは困難な面も存在する。

 この点、プラットフォームが果たす機能に着目すれば、プラットフォームはあくまで通信レイヤー上でコンテンツ・アプリケーションを円滑に流通させる機能であり、その代表的な例として認証・課金機能が挙げられる。

というあたり。

せっかくの「研究会」なので、(通信)プラットフォームとはこういうものである、と定義してもいいと思うんですけれどね……まあ、とりあえずは「通信レイヤー上でコンテンツ・アプリケーションを円滑に流通させる機能」と考えろということですか、ああそうですか、と。

で、こういうプラットフォームについて研究した結果としての提言めいたものは、これもざーっと見た感じだと次の点みたい。

 これまでプラットフォームは、前述のとおり、基本的に通信事業者ごとに、ネットワークとの一体性を維持しながら機能拡充が図られてきたところであり、特に移動通信市場においてはそうした傾向が顕著である。
 こうした現状に照らし、プラットフォームをより円滑に機能させるためには、
①異なるプラットフォーム間の相互運用性の確保 及び
②プラットフォームを提供する主体の多様性の確保
が図られるよう環境整備を進めることが重要である。

なるほどね。サービスのアンバンドルの話を舞台を変えてふたたびという感じなのでしょうかね。このあたりの議論って、2010年に向けて効いてくるんでしょうね、たぶん。

2008年11月02日

Opentable.jp vs 一休.com レストラン

ある会食のためにレストランを予約しなければならなくて、店を決めて予約しようとしたら、OpenTable.jp で席を予約するようになっていた。

OpenTable というのはオンラインでレストランの空席検索、予約、変更が可能なサービス。

OpenTable リアルタイム予約の仕組み

OpenTable.jp を通してレストラン予約を行うと、お客様の予約はレストラン内に設置されている OpenTable システム上の予約台帳へ瞬時に挿入されます。

電子メールや Fax での予約、テーブル数が限定されているレストラン検索・予約サイトとは異なり、OpenTable.jp はレストラン内に設置されている OpenTable システムと常にインターネットで接続されており、OpenTable.jp で提供されるレストランの空席情報は常に最新で正確です。OpenTable は瞬時に、確実に、無料でレストラン予約を行える世界で唯一のリアルタイム予約システムです。

アメリカへの出張の時に何度か使ったことがあって便利だなーと思っていたけれど、日本でサービスを展開しているとは知りませんでした。客単価がそれなりに高い店舗だと、営業時間外の機会損失もないし、ユーザエクスペリエンス的にも良い仕組みだと思うんですよ。

東京だと一休.com あたりが提供してたら面白そうだなーとおもってググって調べてみたら、「一休.com レストラン」ということで既に提供してました。

「一休.com レストラン」を使ってレストランを予約していないため詳細の機能はわかりませんが、レストラン向けの参加問い合わせのページには、

「一休.comレストラン」は高級レストランに限定した即時予約サイトです。
(ディナーの平均客単価10,000円程度の店舗様)
掲載をご希望の場合は、下記の必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。弊社、営業担当者より、ご連絡を差し上げます。

※掲載にあたりましては、審査をさせていただいております。審査の結果ご参加いただけない場合もございますので、予めご了承下さい。

※現在の掲載対象地域は、東京、神奈川、千葉、長野、愛知、大阪、京都、兵庫、滋賀です。

とあり、OpenTable と近い位置づけ(OpenTable も「ファインダイニング向けの顧客認識・管理、予約管理、テーブル管理、マーケティング戦略、オンライン予約を可能にする仕組み」と説明している)であるようす。一休.com の場合には審査があるということですが、Zagat あたりと提携すると非常に面白いと思うんですよね。

忙しいときにはこういう仕組みが助かります。これからちゃんとしたものを食べに行くときには使ってみよう。

2008年12月21日

ポイ探

修士論文で取り上げている事例が Edy と Suica ということもあって、ポイントサービスの相関を調べるために使うサイトが「ポイント探偵倶楽部」、略して「ポイ探」。

ポイントサービス同士の相関がわかるのだが、重宝するのは「ポイント逆サーチ」機能。あるポイントに変換できるポイントサービスを、いわば逆引きする機能。多くのポイントサービスでは逆サーチができないので、これは便利である。

このサイトを見ながらどのポイントサービスに自分が加入しているかを考えると、結構たくさん入っていることがわかる。時間がないので数えていないけれど、20種類ぐらいに入ってるかもしれない。ジャンルとしても車に乗らないからガソリンスタンドのポイントには加入してないけれど、エアライン、クレジットカード、家電量販店、ネット通販、携帯電話、電子マネー、スーパー・百貨店、銀行・証券、ホテル、旅行とほとんど全てのジャンルにわたって加入している。

しかし、このポイ探自身のビジネスモデルはどうなんだろう。メディア的な位置づけでいくにはコンテンツがまだ弱いような気がするが、いったいどこで収益を上げているのだろうか。

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