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2008年01月22日

社保カードと住基カードとの違いとは?

今朝の日経の経済面に「自宅パソコン 確認可能」と題して、こんな記事がでていた(Web にはなぜかでていない)

■年金の納付記録、自宅のパソコンで確認可能に・厚労省検討会
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080121AT3S2101P21012008.html

 厚生労働省の「社会保障カードの在り方に関する検討会」は二十一日、二〇一一年度導入を目指す社会保障カードの基本構想の報告書を了承した。ICカードを使って、自宅のパソコンなどで年金保険料の納付記録や、医療の診療報酬明細書(レセプト)を閲覧できるようにするなど利便性を高める。ただ、各制度の個人情報を統一して管理する「社会保障番号」については四案の併記にとどめ、八月をメドに結論を出すことで一致した。

このニュースを読み終わると、次の2つが疑問として浮かんできた。

1.この「社会保障カード」(ICカード)は、住民基本台帳カード(ICカード)で代替することはできないのか?

2.1.の点について、日本経済新聞は、なぜ言及してないのか?

最初の点については、とても素朴な疑問だ。identification としてカードが必要ならば、新たにカードを準備する必要はない。むしろ、既存のカード、それも同じようなセキュリティレベルを実現できる IC カードの仕組みを本人確認の仕組みとして使用して、社会保障のサービスを提供すればよいはずだ。それがどうして、わざわざ別の本人確認の仕組み(それも巨額の税金が投入されるシステム)が必要なのかが、直感的には理解できない。

二つ目の点は、記事中ではカードIC化には巨額の費用が必要なことは指摘しているにも関わらず、住民基本台帳システムについては言及がない。記者が住基ネットのことを知らないだけなのか、それとも意図的に触れていないのか。とても疑問である。

なお、上記の「社会保障カードの在り方に関する検討会」のメンバーはこの pdf に記載があるが次の通り。

社会保障カード(仮称)の在り方に関する検討会 委員 (敬称略 50音順)

大江 和彦 東京大学大学院医学系研究科教授
大山 永昭 東京工業大学大学院理工学研究科教授
駒村 康平 慶應義塾大学経済学部経済学科教授
高山 憲之 一橋大学経済研究所教授
田中 滋 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授
辻本 好子 NPO法人ささえあい医療人権センター/COML(コムル)理事長
樋口 範雄 東京大学法学部教授
堀部 政男 一橋大学名誉教授
南 砂 読売新聞東京本社編集委員
山本 隆一 東京大学大学院情報学環准教授

彼らが今回のような議題の議論には最高のメンバーなのかどうかも、メンバーの方々には失礼かもしれないが、疑問の一つとして付け加えられるかもしれない。

どなたか、事情でもなんでもよいのでご存じであれば教えていただきたい。

p.s.
同じ経済面の隣の記事が「たばこカード義務化 財務省 年齢識別 7月から全自販機に」というものだった。記事が web にないので、過去の記事から「たばこカード」について抜粋すると次の通り。

■カードがないと、自販機でたばこ買えません
http://waga.nikkei.co.jp/health/health.aspx?i=MMWAf1002003122007

 たばこを買うのに専用カードが必要になる。2008年7月からの事だ。12月から最初のカード発行申し込み受け付けが始まる。この機会にたばこをやめるのも1つの選択だが、まずはこのカードの仕組みを知っておきたい。

 たばこカードの名前は「taspo(タスポ)」。電子マネーの機能も備えているICカードだ。カードの表面に利用者の氏名や顔写真、会員番号などがプリントされている。発行は無料で、10年間有効だ。

まったくいい加減にしてもらいたいものだ、ホントに。民間企業でこんな設備投資をしているとクビになるぞ>総務省、財務省、厚生労働省

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