昨日、髪を切った。髪を切ってもらうのはけっこう好きだけど、いつも「そろそろ切らなきゃ」と思ってからしばらく放置してしまう。長めの髪型だった頃は適当にごまかせたけれど、短時間で髪を乾かせたほうが時間の節約になるだろうと大学院に通い始めるときに短くしてからは、髪を切るタイミングが遅れてしまいがちである。
もう一度行ってみたいなぁ、と記憶に残っている床屋がある。10年ほど前にピッツバーグに住んでいた頃に通っていた床屋である。家から歩いて数分のところにあって、少し髪の薄くて恰幅のよい訛りのあるイタリア人のおじさんが髪を切ってくれる。とても几帳面な性格のようで、店の中はいつも清潔で片付いていて、毎日違うデザインのベストと襟のあるシャツを着ていた。腕も確かで、アジア系の髪の生え癖(欧米系より襟足の生え際が低い)にも問題なく対応していたので、近所で店の雰囲気もしっくりきていたということとあわせて(そして今よりも時間に余裕があったので)頻繁に髪を切りに行ってた。
Thanksgiving の頃に髪を切りに行った時、先客がいたので待っていると、おじさんがショットグラスに入ったウィスキーを差し出した。何のことだろうときょとんとしていると "Happy Thanksgiving!" とかなんとか言い出した。よく見ると、先客もおじさんもウィスキーを少し飲んで、いつもより陽気な感じだった。僕もそのショットグラスのウィスキーを飲んで少し待ち、髪を切ってもらうときにはいつもより口数多めにおじさんと話した。そして、その年の暮れには日本に戻ることになっていたので、あとここで何回髪を切ることができるのだろうか、と考えた。
髪を切ってもらったり、ショットグラスのウィスキーをみると、今でもたまにあの床屋のことを思い出すことがある。




コメント (2)
なんか、えぇ話やなぁ。
おっちゃんは、
アトランシアで仕事していたころ、
土曜の夜は、
一人で家で
ウィスキーやブランデーといった洋酒を
柿ピーでゆっくり飲んでた事を思い出す。
自分の人生にとって、忘れられない頃の事だから、
なおさらやね。
最近は、
東京とか外国とかで仕事してみたいと思う。
英語できひんけど・・・
投稿者: アンソニ~ | 日時: 2009年04月11日 22:01
> アンソニ~ さん、
アトランシア、弾いてただけじゃなくて仕事してたんや。知らんかった。アトランシアとか musicman とか、ああいうしっかりしたベースを弾ける人がベーシストやなーといまでも思います。
ちなみに僕もピッツバーグ時代は一人で家で洋酒(主にバーボン)を飲んでました。柿ピーじゃなくてピーナッツやけどねw
投稿者: ayustety | 日時: 2009年04月13日 01:46