2008年5月アーカイブ

NGN が線香花火にならなければいいのだが、とこの本を読みながらあらためて思った。

日経コミュニケーションが年に1度出版する通信関係の業界動向本。今回はテーマは NGN を補助線としてみた NTT 像。「フレッツ光ネクスト」が開始される前の今年2月に出版されており、ようやく目を通すことができた。

古い価値観に縛られているといわれる日本企業。NTT も例外ではなく、そしてその価値観は「電話的価値観」であるとしている。「電話的価値観」ができあがった背景には、1) 交換機を開発してきた経緯、2) 交換機網の運用、3) 昔の電話のビジネスモデル、があげられている。そして、この三つの背景をもとにして、

(1) 国内通信機器メーカーと組んで、NTT自らが信頼性の高い交換機を開発する「自前主義」

(2) 交換機で信頼性の高い電話ネットワークを構築した後は、計画に従って維持し続けることを重要とする「計画を重視するマインド」

(3) NTTの都合でインフラを高度化してもコストを回収できるという電話ビジネスから生まれた「プロダクトアウト的思考」

という「電話的価値観」が生まれたとする。しかし、このような価値観では IP ネットワーク時代には通用しない、発想を転換して IP 的価値観をもった組織へと自らを改革していってほしい、というのがこの本に込められたメッセージである。

たしかに先日大手町にある NTT NGN のショールーム "NOTE" を見学したのだが、紹介されているものは電話的発想にもとづく仕組みやサービスばかり。上記のような「電話的価値観」をみずから強化するような、そして IP 的価値観を寄せ付けなくするような雰囲気がショールーム "NOTE" にあることは否めない。

しかし、古い価値観に縛られた組織が自浄的に発想を転換し、自ら改革することはそう容易くはない。かような状況に大きな花火として生まれ落ちた NGN が組織改革、経営変革のあだ花として線香花火にならなければよいのだが。NGN がもつ「高信頼度の IP ネットワークの実現」という目標はとても意味があることなのだから。

通信業界を恒常的に見ている人には少々物足りないところもあるが、NGN というキーワードの裏にある NTT 像を見てみたいという人には参考になるだろうという本。


NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側
宗像 誠之
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ヒップホップはマッシュアップの先駆けなのだが、こういうのは今後の音楽に与える影響は大きいのだろうか?

面白いけど、そんなわけないよな。

デヴィッド・リー・ロスといえば、自伝が出版されてる。一度読んでみたいと思いながら、なかなか手がでない。訳本がでると良いんだけど、読む人が少ないだろうな。

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メモ代わり。

Googleの心配するVerizonによるネットワーク締め出し戦略

最近行われたFCCによる700MHz携帯周波数帯のオークションで、Googleはこれまで運動してきたオープン化に関するルールが確保されるようにするためだけに、誰が勝とうともGoogleが政府に$4.6B(46億ドル)を少々超える額を支払うというリスクを負った。オークションにはVerizonが勝ったが、ではこの周波数帯で構築される将来のワイアレスブロードバンドネットワークでは、あらゆる機器およびあらゆるアプリケーションが使えるようにしなくてはならないのだろうか?

GoogleはVerizonが抜け穴を見つけ出すのではないかと危惧し、Verizonにルールの遵守を徹底させるよう、金曜日にFCCに請願を行った。

ケータイ(端末、ネットワーク)のオープン化が日本で実現する場合、推進役となるのは誰だろうか?いつも(?)のように、行政による政策誘導がその役割を担うのだろうか?それとも、民間主導で進めていくことになるのだろうか?また、そのような議論についてはオープンにされていくことになるのだろうか?

と、上記の TechCrunch の記事を読みながら、ふと疑問に思ったのである。

まあ、ようするにケータイのオープン化によって得するのは誰だ?という疑問でもあるのだが。


ケータイ業界52人が語る「戦略」の裏側
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酒の肴は、冷蔵庫でよくみかける素材でぱっとつくれるのがやはりよいのである。

先日、神保町で時間が空いたので書店に寄って本を買ったときに、レジの近くに平積みされてたので思わず買ってしまったのがこの本。ほとんどのレシピが、3ステップで完了しており、手軽に作れるモノばかり。

185も掲載されているメニューの中で気になったものはというと、

・ホタテと切り干し大根のサラダ
・さんまのしょうが煮
・かぶとスモークサーモンの甘酢和え
・煮やっこ

などが、自分のなかでは思いつかない系であり、機会あれば試してみたい。

実はけっこうな数のレシピ本を持っているのだが、手軽できれいな本なので、個人的には高評価である。


おつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185

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カリフォルニア最高上級裁判所からの手紙は、やはり陪審員としての召喚状だった。

しばらく前にシリコンバレーにいる同僚から「裁判所から手紙が来てますよ」という電話がかかってきた。運転免許証などを昔いたオフィスの住所を使用して手続きしてあるので、まれにこうして手紙が送られてくることがある。で、「たぶん、陪審員としての召還だと思いますけど、開けて良いですか?」と。

心当たりは特になかったのだが、「開けてみてそうじゃなかったら、気まずいよねー」ということで転送してもらって、開けてみると、やはり陪審員候補としての召喚状だった。

で、せっかくなので、召喚状をアップしてみる。

Juror Summons

Juror Summons

アメリカの陪審員制度は、DMV (Department of Motor Vehicles) が管理する情報から無作為に抽出した人達を陪審員候補として召還し、その中から実際の陪審員を選んで裁判にあたらせる、という段取りになっている(はず)。このため、アメリカで運転免許証を持つと、国籍や年齢に関係なくもれなく陪審員候補として召喚状 (Juror Summon) が送られてくる可能性がある。で、このたびカリフォルニア州の運転免許証をもっていた僕の元にめでたく(?)召喚状が送られてきたというわけ。

陪審員として serve するためには Qualification が必要で、これを満たさない場合には serve しなくてよい。

上の写真の下方にある QUALIFICATION SECTION に記載があるのだが、僕の場合には Disqualified の項目にある 1. I am not a citizen of the United States. と 2. I am not a resident of Santa Clara County に該当する、つまり陪審員 (Jury) として serve する資格がないため、ここにチェックをいれ、あといくつかの項目を記入して返送すればあとは放っておいてよい。

詳細は The Superior Court of California, County of Santa Clara の Jury Information のページにあるようなので、これをみながら返送すればよいのだろう。

なお、陪審員制度を理解するために非常に参考になるのが John Grisham の "The Runaway Jury"。この小説のストーリーの舞台装置として陪審員を選ぶプロセスが非常に重要な役割を果たしている(「陪審コンサルタント」という職業が果たす役割が大きなカギとなっている)、日本人にはわかりにくい陪審員を選ぶプロセスが比較的わかりやすく理解できる。もちろん小説としても非常に Entertaining である。

ペーパーバックで読んだので邦訳を探してみると「陪審評決」というタイトルで新潮社から出版されていたようす。また「ニューオリンズ・トライアル」として映画化もされている。

と、書いていると久しぶりにアメリカの法廷モノの映画を観たくなってきた。最近面白いものがあったかしら?

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