2008年3月アーカイブ

"Stairway to Heaven" をスパニッシュ風に弾くギターデュオを教えてもらった。あわてて youtube で探してみたら、かっこいいんだこれが。

いままで聴いた Stairway to Heaven のカバー中で一番かっこいい、といっていいんじゃないだろうか。

カバーじゃないみたいだがこれもいい曲。

ヘッドフォンで聴いてるとミュートとハンドタップが織りなすミニマルな響きが気持ちよい。

ちなみにギターデュオといえば、こちらも必聴。Sergio and Odair Assad という兄弟デュオ。

現代タンゴの父である Astor Piazzolla の曲。この曲が入った CD は、アメリカにいた頃に通勤時のヘビーローテーションだった。今でも iPod の中に入れてあり、頭を冷やすときによく聴いている。

ちなみにこの Sergio and Odair Assad だが、Yo-Yo Ma と競演している。

検索してみたらそれもそのはず。テレビ CM(サントリーウイスキー)で使われた CD で競演しているし、もともとあの「タンゴ組曲」はこのギターデュオに贈られた組曲だったとのこと!

今日はいろいろイベントがあった・あるのだが、今度にして、とりあえずかっこいいギターデュオの紹介ということで。

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僕のところに、ねんきん特別便がやってきた。

ねんきん特別便

どの時期の記録漏れがあるのか実は詳しく見てないのでわからないのだが、こまかい手続き等はこれからだ。

みなさんの手元には届いているのだろうか?

「ルワンダの涙」という映画をみた。90年代前半にアフリカのルワンダで起きたルワンダ紛争を題材とした映画である。

映画のテーマがテーマ(民族対立による内戦)であり、劇中でジェノサイド(大量虐殺)のシーンがある。ルワンダ内戦における虐殺は、

1994年4月6日にフツ族のジュベナール・ハビャリマナ大統領とブルンジのシプリアン・ンタリャミラ大統領を乗せた飛行機が何者か(「フツ族の過激派による犯行」と「ツチ族の犯行」の二説有り)に撃墜されたことに端を発して、フツ族によるツチ族の大量虐殺(ジェノサイド)が始まり、一説には約100日間で国民の10人に1人、少なくとも80万~100万人が虐殺が行われたとされている。

というものである。

この虐殺には軍隊だけでなく一般人が荷担しており、それを伝える映像が続くが、そのときの虐殺の方法がなたや刀で斬り殺すというものである。残虐な方法なのだが(劇中には、撤退する国連軍の将校に対して「子供たちだけでも楽に死なせてやりたいので銃で殺してくれ」と訴えるシーンがある)、ふと「これって日本の時代劇も似たようなモノじゃないのか」ということが気になった。

慣れというのは怖いものだ。

ルワンダの涙
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シロクマ日報さんの「FriendFeed が新たな「会話の場」に?」というエントリを読んで気になっていた friendfeed のアカウントを取った。

■friendfeed
http://friendfeed.com/

うむ。まだちょっとピンとこないけれど、ひとまずちょっと使ってみようかと……ちなみに僕のアカウントはこちら

なお friendfeed の概要は Techcrunch の次のエントリにまとまっている。

■友達の活動をフィードで集約する「FriendFeed」、$5Mを調達して一般公開
http://jp.techcrunch.com/archives/friendfeed-raises-5-million-now-open-to-everyone/

これはソーシャルフィードの集約を行うサービスで、ユーザーの友達の活動をTwitter、Flickr、Digg、StumbleUpon、 del.icio.us、YouTube、ブログ記事、Google Readerの共有アイテム、Amazonの「ウィッシュリスト」、Netflixで観ている映画、等々28のウェブサイトとサービスにわたってモニターする。

オンラインの種々サービスを使っている知り合いがいる場合には便利な仕組みであるようす。

で、これと平行して pbonta さんから facebook の invitation が来ていたので、アカウント作って直後から放置プレーだった facebook にひさびさにログイン。

■facebook
http://www.facebook.com/

すると、kush さんからもずいぶんまえに invitation が来ていたのを発見。ながながと放置しててすみませんでした。

しかし、facebook って日本語がないためか日本人が少ない。僕のリアルネームをアルファベットで探していただければみつかるはずなので、facebook にいる人、ぜひぜひ(と、自分で探さず人に見つけてもらう横着者……)。

先日終了した米国無線 700MHz 帯の競売の結果が公表され、オープンアクセスが義務づけられた C ブロックは Verizon Wireless が落札した。

■700MHz帯競売、Cブロック落札者はVerizon
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/21/news016.html

 米連邦通信委員会(FCC)のケビン・J・マーティン委員長は3月20日、無線周波数帯(700MHz帯)競売の落札者を発表した。落札額の合計は、過去最高の195億9200万ドルを記録。米Googleの参加や「オープンアクセス」の義務付けで注目された「Cブロック」は、米Verizon Wirelessが落札した。

で、この 700MHz 帯を Verizon Wireless はどのように使うのか? dailywireless の記事を読むと、この先紆余曲折ありそうな雰囲気である。

■700MHz: Politics Wins
http://www.dailywireless.org/2008/03/21/700mhz-politics-wins/

It also means that 700 MHz will use HSDPA/LTE not Mobile WiMAX. That may not a big deal by itself, but it DOES mean there will be a forklift upgrade to LTE. New handsets and LTE infrastructure will cost consumers. If it ever happens. Plan on paying twice as much ($50 vs $25) for half the speed (500 Kbps vrs 1 Mbps) using cellular's dead-end, HSPA voice network.

Consumers got screwed. Here's my argument:

* Voice-centric, proprietary cellular networks are expensive. Data-centric networks [like WiMAX] are not.
* Some operators [like Sprint], say Mobile WiMAX delivers a 10-1 cost advantage over cellular.
* At 700 MHz, only one tenth the number of towers are required compared to 2.5 GHz.

That would indicate that a competitor (like Google) could come in and clean up. But they didn't.

Here's why:

* AT&T and Verizon already had 800 MHz infrastructure. Sprint, T-Mobile [and new entrants like Google] did not.
* Verizon is getting paid billions to implement the government's 700MHz Integrated Wireless Network for push-to-talk radios. It may act as a cross-subsidy for their 700 MHz commercial service.
* AT&T Bought Dobson for $2.8 billion last year. The third-ranked regional operator has 850MHz spectrum in rural areas while Verizon Wireless bought Rural Cellular Corp. for $2.67 billion last July. Verizon Wireless said it will also expand its wireless service coverage in rural areas.
* Both AT&T and Verizon plan on getting subsized by U.S. taxpayers using the Universal Service Fund.

一方の Google は今後どうするのか。やはりGoogle Android に注目すべきだろう。

■Google Lauds 700 Mhz as a Consumer 'Victory'
http://www.unstrung.com/document.asp?doc_id=148965

Google already has multiple wireless applications available for phones, but it's expected to get really serious about wireless software as its Android OS arrives on phones late this year and into 2009.

ケータイバックホールとケータイ端末の両方がオープンであれば、インターネット型のサービス基盤は引き続き盤石でしょう。逃げた、というのことではないんじゃないかな。

1月24日に開始された米国無線700MHz帯競売が終了した模様。ほぼ2ヶ月かかったことになる。

■700MHz帯の競売終了、落札者はまだ秘密 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/19/news093.html

 米政府の無線周波数帯競売が3月18日に終了した。落札額は合計で195億9000万ドルと過去最高を記録したが、勝者はまだ明らかにされていない。

 アナリストらは、米Verizon Communicationsと英Vodafone Groupの合弁企業Verizon Wirelessが、全米をカバーするCブロックを47億4000万ドルという高額で落札した可能性が最も高いと考えている。

■米国の700MHz帯オークションが終了,史上最高の総額2兆円 - モバイル - Tech-On!(要ログイン)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080319/149195/

 今回A,B,CブロックとEブロックはFCCが設定した最低落札価格を上回って落札された。最も落札価格が高かったのはBブロックの91億4000万米ドル。モバイルWiMAXに向けた帯域として人気が集まった模様だ。

<中略>

 各ブロックの落札者は未発表だが,米Yankee Group Research,Inc.が2008年2月末の時点で予想落札者を明らかにしている。それによれば,Aブロックは主に米AT&T Corp.,Bブロックは複数の通信事業者が分け合い,Cブロックは米Verizon社,Eブロックは米Qualcomm Inc.が最も有力としている。

ITmedia(ロイター)、Tech-On! 共に、Google がオープンアクセスルールを要求した C ブロックの落札者を Verizon Wireless と予想する、と伝えている。

■dailywireless.org » 700MHz: It’s Done!
http://www.dailywireless.org/2008/03/18/700mhz-its-done/

The FCC is expected to release the names of license winners within 10 days after the close of the auction.

FCC Chairman Kevin Martin said he sent an order to the other FCC commissioners to “delink” the failed D Block from the 700 MHz auction so the auction can be officially closed. Once the commission approves the move, the names of the 700 MHz winners can be released “almost immediately.”

最低落札価格を下回った D ブロックを条件を変えて再度競売を可能にするために今回のオークションから「分離」すると、公式にオークションが終了し、結果公表が可能となる。発表は10日ほど後。

Google 以外が獲得した場合、オープンアクセスルールにどのように対処するかが注目だ。

今日、会社の若手メンバーが書いた英文メールの内容と表現を確認しているときに思い出したこと。それは、日本語でシンプルな表現で文章を書くことができれば、英語でも同じことが出来るケースが多いという事実。

逆をいうと、日本語でこねくり回すような表現をする場合には、英語でも似たような傾向を持つ場合が多い。「言語明瞭、意味不明瞭」などと揶揄されてしまうケースがこれに当てはまる。また、日本語の場合に内輪だけで通用するような表現を無意識に使う人は、英語でも標準的な言葉遣いをしないケースが多いということもあてはまる。例えば、今なら "KY" などの表現を喜んで使っている人が "you are ..." を "u r ..." という表現を喜んで使うというようなことだろう。

英語だろうが日本語だろうが意識して気をつければ、平易な言葉遣いだけでかなり自由に多くのことが表現できる。芸術性を追求するならともかく、コミュニケーションを主眼に置くならなおさらのことである。このシンプルで自由な表現の力をどれだけ早く身につけられるか、はその人の能力を測る一つの指標になるという気がする。

なお、僕の英語は話している日本語と似た雰囲気だと言われることが多い。僕の周りでも英語と日本語の雰囲気が似ている人が多いので、英語だろうが日本語だろうが、雰囲気というか傾向は似てくるのだと思う。

昨日、今日の出張の移動中に読んだ本(現在、新幹線車内)。しばらく前にマイクロソフト日本法人の代表になることが決まった元ダイエー社長である樋口泰行さんが昨年出版した。

樋口さんは昨年早稲田のリーダーシップの講義で講演されたのだが、あいにく出張で欠席したため話を伺えなかった。出席した人達からは、この講義(毎回、企業トップが講演するスタイル)で1,2を争うぐらい良かったと聞かされており、出席できなかったのは非常に残念だった。

で、この本がその時の講演をある程度再現している、ということなので楽しみに読んだのだが、日本HP、ダイエー、マイクロソフトクラスの企業トップに必要とされる資質・能力だけでなく、マネージャーレベルであっても見通しておかなければならない領域があまねく網羅されていて、参考になる部分が多い。

樋口さん曰く、変化の激しい、ドラスティックで厳しい環境にある組織におけるリーダーには、現場の創意を最大限に引き出す力である「現場力」と、人と組織を正しい方向に導く力である「戦略力」に加えて、変革を猛烈な勢いでドライブし続ける「変人力」が必要だという。「変人力」はこういう風にも説明されている。

揺るぎない軸を持って社内の固定概念を打ち破る力、サムライにも似た気概で修羅場をくぐり抜ける力、熱き言葉で信念を伝え続ける力……私はこれらの力を総称して「変人力」と呼んでいるが、企業再生やM&A(合併と買収)が常態となるこれからの時代には、まさに「変人力」に裏打ちされたリーダーシップが不可欠である。

この「変人力」もさることながら、樋口さんが言っていることに厚み/熱みがあるのは、現場と同じ目線で考え、実行しようとする姿勢である。経営コンサルティングや投資ファンドにありそうなフレームワーク偏重な姿勢でなく、フレームワークのよさを認めつつも「事件はあくまで現場で起きている」的な姿勢を崩さず、軸もぶらさないところがこの人のすごいところなのだと感じる。

「経営に関わりたい動機」は最近の個人的な関心の一つなのだが、樋口さんはこのように書いている。

私にとっての一番の報酬は「社員が生き生きと働く姿を見られること」に他ならない。一緒に働いている社員達が歯を食いしばって改革に邁進し、組織全体がプラスの方向に転化していく。そのとき社員たちが見せる笑顔が、かけがえのない報酬になっている。

<中略>

結局のところ、変人になる最大の目的とは、「仲間と一緒に輝く」その醍醐味にあるのではないだろうか。

簡単な言葉だが、何かあるような気がする。すこし反芻してみよう。

変人力―人と組織を動かす次世代型リーダーの条件
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flickr に置いてある築地の食堂で撮った写真について訊かれた。

■つきだし? on Flickr - Photo Sharing!
http://www.flickr.com/photos/ayustety/23516438/

なんだか交換日記のようになってきている気配が。

「つきだし」とか「お通し」を英語で説明するのは難しい。あと「お総菜」についても。
それから、ここでは書いてないけれど、「炒め煮」とか「含め煮」とかになると、説明できそうな気がしない。

また逆に英語でいう "(pan) fry" と "saute" の違いも実は難しい。
"kinpira gobo" をつくるときには "fry" なのか "saute" なのかと訊かれても、その違いは微妙だ。

で、気がついたら英語版 wiki の "greater burdock"(牛蒡)のエントリにこの写真が載せられた。

http://en.wikipedia.org/wiki/Greater_burdock

「つきだし」として撮った写真が牛蒡のエントリに載っているというのは、なんだかすこし不思議だ。

昨日の土曜日、南青山のエステティックサロンに行ってきた。大学院のクラスメートがオーナーのサロンで「男性でも紹介なら大丈夫なので一度来てみてください!」と誘われていたのである。

■ラ・ブランルージュ
http://www.b-rouge.com/

ここのところなんだかんだと気ぜわしい状況が続き、一日ぐらいゆっくりしたいもんだと思いつつも休めなくて。しかし、ようやくこの土曜はなにもしないで大丈夫そうなので(つーか、なにかする気力もなくなった……)リセットするために事前に予約して行ってみた。

なお、目的は身体のトリートメントで、フェイシャルケアや全身海草パックではない。期待に沿えなくて残念だが(写真もないし)しょうがない。

で、結果から言うと、しっかりリセットできた。疲労がたまると、身体のあちこちがだるくてむくんだ感じになるが、そういう感覚がかなり無くなり、身体が軽くなった。サロンだからあたりまえといえばそれまでだけど、しかし、身体が楽になるのは嬉しいものだ。

なお、サロンで行っていただいたのは「インディバ」と「エンダモロジー」の2つ。

インディバは

高周波による深部加温トリートメントです。特有の温かさで内面から体を整えます。

エンダモロジーは、

ローラーと吸引によるトリートメントです。心地よい刺激でリラックスしながら体を整えます。

というもので、エンダモロジーで身体をほぐして、インディバで身体を柔らかくしていただき、もうくにゃくにゃである。

楽になったおかげかどうか、サロンを出てぶらぶらと散歩しはじめたのが午後3時で、なんだかんだと寄り道しながら(例:麻布十番でビール飲んだり)汐留まで歩いても疲れが残らなかった。

女性がエステに通う気持ちが少しわかるような気がした休日だった。よかった、よかった。

しばらく前のこと、社内で若手メンバーを面接した。人材募集のために公募が実施され、面接官を担当したのである。

応募してきたメンバーは揃って皆が優秀で前向きで、選ばなくていいなら全員採用でいいんじゃねーの、と感じるほどだった(できることならそうしたい)。面接しながら「このエネルギーをもっと発散する環境を実現しないといけないよなー」と思わせられ、得るものが多い日々だった。

興味深かったのは、入社10年目ぐらいまでは社会人経験年数と物事に対する見方・捉え方のふくよかさが割と比例しているものだな、ということ。経験が浅いと物事の捉え方が間違っているということでなく、荒削り度が上がっていく。働きながら人は成長するのだ、という当たり前のことを、具体的な形で目の当たりにすることができたのも今回の面接で得たことだった。


……などと他人事のようにいってないで、自分自身も成長しつづけないといけないのである。引き続き、がんばりましょう。

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先週、会社説明会でプレゼンする機会があった。来年 (2009) 年に卒業する人達を対象とした採用セミナーである。

これまでに、普通の社会人相手だと何度かプレゼンや講演をしたことがある。一番多いときで 300 名強が参加しているセミナーで話した。そういう時はしっかりテーマが定まっているので、多少緊張はすれども、慣れてしまいさえすれば話しやすい。

しかし、新卒対象の会社説明会は勝手が違ってずいぶん難しかった。自分の仕事やこの業界の現状や動向を伝えるためにわかったようなわからないような話をしつつ、働くことの面白みも多少は感じてもらわなければならない。面白みを感じるポイントが、自分のポイントと学生のポイントが合っているかなんてわからないあたりが特に悩ましい。ひさしぶりにひやひや度満載のプレゼンだった。

話の最後で「欲しいのは将来にわたって成長しそうな感じがしてかわいげがある人だよ」という話をしたのだが、業界や仕事の内容は徐々に理解を進めてもらうとして、これぐらいは take away してくれればと願う。

昨日に引き続き読書メモ。以前から気になっていた本だが、内田先生に修論の副査をお願いすることになり、昨年授業をとっていたにも関わらず、いまごろになって読んでみた(というか、読んだのは2週間ほど前のこと)。

タイトルそのままなのだが「仮説思考」という思考・行動プロセスについての本である。この「仮説思考」という思考・行動プロセスを実践する意味は、次の通り。

 実は仕事が出来る人は、人より答えを出すのが早いのである。
 まだ十分な材料が集まっていない段階、あるいは分析が進んでいない段階で、自分なりの答えを持つ。こうした仮の答えを、われわれは仮説と呼ぶのだが、その仮説をもつ段階が早ければ早いほど、仕事はスムーズに進む。もう少しくわしくいえば、仕事の早い人は限られた情報をベースに、人より早くかつ正確に問題点を発見でき、かつ解決策につなげることのできる思考法を身につけているのである。
 一方で、仕事が遅い人の特徴は、とにかくたくさんの情報を集めたがることだ。どちらがニワトリでどちらか卵かわからないが、情報がたくさんないと、どうにも意志決定できないのである。

情報が少なくとも自分なりの答えをもつのが「仮説思考」であり、「仮説思考」に対するのは「網羅思考」とでも呼べばよいようだ。

では「仮説思考」の実践だが、このように書かれている。

 具体的には、まずストーリー構成を考える。たとえば、「現状分析をするとこういう分析結果が得られるだろう。その中でもこの問題の真の原因はこれで、その結果としていくつかの戦略が考えられるが、最も効果的なのはこの戦略だ」ということを、十分な分析や証拠のない段階でつくり上げる。
 つまり、問題に対する解決策や戦略まで踏み込んで、全体のストーリーをつくってしまう。そうすると、ごく一部の証拠は揃っているけれども、大半は証拠がない状態になり、そこから証拠集めを開始することになる。その場合には、自分がつくったストーリー、つまり仮説を検証するために必要な証拠だけを集めればいいので、無駄な分析や情報収集の必要がなくなり、非常に効率がよくなる。

このように仮説を立てた後、それが正しいかどうかを実際に検証し(証拠を集めたり、実際に実践してみたり)、仮説をより良く仕上げていくというのが、仮説 <-> 検証の思考・行動プロセスである。

この仕組みだが、要領よく物事をすすめ、より良い結果を導き出すためには、とても効率のよいプロセスである。こつこつと進めるのは得意だけどいつも良い結果にたどり着かない……という人に特に実践してもらいたい、と(自分のことを棚に上げながら)感じた。

あと、読者のボリュームターゲットは若手の社会人だと思うので、新書で出版すれば、読むべき人々に読んでもらえるようになると思うのだが。


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読書メモ。去年の夏に買って、先日ようやく手に取れた。

amazon にある著者のコメントにある通り、「インターネットの最前線『ネットワークの中立性』を巡る議論の入門書」で、読み出したら一時間弱で読了。事実確認というよりも、ストーリーをなぞることに意味があった。

読んでいて頭の中にうかんだキーワードの一つが "AUP" (Acceptable Use Policy)。10 数年前にはよく聞かれた言葉だけど、この 10 年は現実的な言葉としてはほとんど聞いたことがない。もともとインターネットというのは、なにをしてもいいネットワークであるということが前提としてあるのではなく、なにをしていいか (Acceptable Use) がネットワークごとに条件として決められていた。

それを取り外したのが AUP Free な現在の(ネットワークレイヤーにおける)商用インターネット。しかしその商用インターネットに孕んだ問題を解決し、この本の副題にもあるような「崩れ始めたネット世界の秩序」を取り戻そうとする方向感には、ある種の王政復古的な側面があるのか、と思ってみたりした。

あとは、やはりインターネット(とそのトラフィック)を価値の再分配システムや、ロックオン(囲い込み)システムのような観点で見ていくことも必要だと再認識した次第。低い参入障壁で Winner-Takes-All がかなり効いているインターネットは、システムとしてそもそも万人に有効(≒社会インフラ)なんだっけ、とか。

先日の「Google、日米を結ぶ1万キロの光海底ケーブルを建設」と「NTT、NGNの帯域確保サービスを月額200円で3月31日開始」というあたりのニュースと合わせてみると、「インターネットは誰のものか」というのはかなり深刻な問いである。


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