IPv6 とネットワーク効果

| コメント(0) | トラックバック(0)

先日、総務省の「インターネットの円滑なIPv6移行に関する調査研究会」を傍聴してきた。

インターネットのインフラに近い場合には知っている人も多いと思うが、2011 年ごろには今使っている IPv4 という仕組みの限界がやってくる。その頃までには全部のアドレスを割り当ててしまうので、新たに割り当てるアドレスが足りなくなるのである。短期的には NAT/NAPT という仕組みをつかってどうにかしのげるもののデメリットもあるので、将来的には IPv4 の後継バージョンである IPv6 に移行しなければならない、ということである(ずいぶん易しい説明やな)。

これを3歩ほど下がって眺めてみると、ネットワーク効果のあるプラットフォームをどうやって新しいものに取り替えるか、という話である。ちなみに、ネットワーク効果とはこういうこと。

ネットワーク効果とは - はてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CD%A5%C3%A5%C8%A5%EF%A1%BC%A5%AF%B8%FA%B2%CC"

潜在的な顧客にとっての物やサービスの価値が、既にその物・サービスを利用している顧客の数に依存すること。より多くの顧客が物・サービスを利用するにつれてその物・サービスの価値が増す場合、その物・サービスには、正のネットワーク効果があるという。例えば、ビデオテープの規格、パソコンのOS、キーボードの配列、通信ネットワーク、クレジットカードのブランド等に見られる。

NTT の NGN も動機は多少違うものの似たようなもので、利用している顧客数の数に依存するプラットフォームを新しいものに移し替えたい、という話である。

で、この移行シナリオを考えるということは、ネットワーク効果のあるプラットフォームの競争戦略とほぼ同意義なんじゃないかと、研究会を聴きながら思ったわけ。可能性の高低はともかくとして、移行先が自分ではなくなんらかのメリットがある競合プレイヤーの場合、現有のネットワーク・プラットフォームの価値が下がっていくわけですから。そしてその先には波乱も起きるだろうし。

さらには、こういう話が IPv6 と NGN と地デジというキーワードで平行して起きてるのが、物事をややこしくするのだろうな、と。うーむ、と、とりあえずうなっとくか。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.novsix.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/297

コメントする

このブログ記事について

このページは、ayustetyが2008年1月10日 09:32に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ワインが飲みたくなる映画「Sideways」を観た」です。

次のブログ記事は「萩(TEKI)@人形町」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 4.28-ja
 
Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。