そういえば、先週末、"Lost in Translation" を DVD で見た。とてもいい映画だった。
僕にとっては、複数ではなく独りの海外出張が多いからかもしれない。この映画に流れている、どこか落ち着かない非日常性を孕んだ空気に親しみをおぼえる。ぐっすり眠れなくて頭のどこかがぼーっとしているのだけれど、周りは気ぜわしく物事が進んでいくという外国にいるときに感じるあの感覚。理解できない言葉や習慣に囲まれていることでうまれる距離感。そんな空気を他の誰かと共有することなく、独りでぽつんといる時間が流れている。
そんな時間というか空気が流れるなかですこし歳の差がある男女が出会うわけですが、恋愛につながるわけでもない。愛や恋という言葉では表せない、旅先での出会いを通じてしか成立しない微妙な関係。これが恋愛につながってしまうと、外国に独りでいるときに感じるあの独特の空気が伝わらない。
東京はそのような繊細な空気を描くのに充分な舞台になっているのだ、と感じた。
p.s.
上の映像は Coldplay の "Trouble" と "Lost in Translation" を勝手に mix したクリップ。同じ空気を共有していて Original Soundtrack に入ってたわけでもないのにとてもいい感じの組み合わせ。
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ソフィア・コッポラの、空気でしょうか?
地に足着いていないようで、着いてる映画
素敵です。




コメント (2)
スカーレット・ヨハンソンがまだ無名な頃に
出演した作品ですよね。
ちなみに、ソフィア監督の映画ってまだ見たことないのですが
「ヴァージン・スーサイズ」から気になっていて
「マリー・アントワネット」は賛否両論あったようですが
友人は良かったと言っていたので、こちらも観てみたい。
>どこか落ち着かない非日常性を孕んだ空気に
>親しみをおぼえる。
と書いてあったので、私の頭の中で、
ayu兄が「ゴーストバスターズ」と重なりました(笑)
ビル・マーレイも歳取りましたねー。なんだか切ない。
投稿者: まっこ | 日時: 2007年10月07日 21:11
> まっこ さん、
そういえば、昔はトム・ハンクスとビル・マーレイを間違えることが多かった。似たようなキャラだよな。
殺伐とした時間が流れているときに観ると、すこし疲れがとれるかもしれない、Chill Out 的な映画でした。
投稿者: ayustety | 日時: 2007年10月08日 12:55