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ベーシスト的リーダーシップ?

僕はローティーンの頃からベースを弾いていた。最近はほとんど手にすることはないが、今でもベースという楽器が好きだ。音楽を聴くときは無意識にベースラインを追いかけていることがよくある。一番まじめに取り組んでいたのは大学生の頃で、勉強はほとんどしてなかったのに(4年で卒業できたのは、今でも不思議だ)ベースは一日8時間でも12時間でも弾いていたことがある。こういうことができるのは大学生の特権だったのだと、いまになって強く思う。

実際に目で見て、耳で聞いたベーシストで本当に「驚嘆」(感動、じゃないですよ、驚嘆です)したのは、

Bootsy Collins (P-funk)
Flea (Red Hot Chili Peppers)
Billy Sheehan (ex-Mr. Big)

といったプレイヤーである。ある程度音楽に詳しいヒトなら、これらの名前から想像できると思うが(詳しくないとまったくイメージできないだろうなー)、特徴あるスタイル(グルーブネスと言っていいかもしれない)と高いテクニックを持っているプレイヤー達である。

ところで今週は大学院最後の授業が多く、水曜日の「戦略とリーダーシップ」も最後だった。最後の授業ということで内田先生がリーダーシップについての考える上で参考になる考え方について少し話された。右脳系、左脳系と戦略系、実行系を軸にとってリーダーシップを分類みることや、リーダーに必要な資質(先見性、勇気、ヒトを育てる、魅力、「徳」 or 「格」)の例等々。

リーダーシップについてというわけでもないが、組織的活動について考えるとき、僕は音楽のことを考えることがよくある。何かを作り上げていく、実現していくというプロセスをイメージすると、ふと、音楽のことが頭に浮かぶのである。

音楽を組織的活動のメタファーとして考えるとき、いくつかの形態をイメージする。まず、オーケストラという形態。作曲家がいて、指揮者がいて、バンマスがいて、演奏者がいる。場合によっては独唱者もいる。高度に構造化された組織で、組織が系統立って一つの曲を形にしていくプロセスというイメージ。次いで、バンドという形態。ジャズ、ロック、ファンクなどによって多少の差こそあれ、バンドメンバーであるプレイヤーは比較的同等の立場であり、個人の力量とセンスを元にして、曲のモチーフを自分たちのメロディー、リズム、ハーモニーにしていくというプロセス。そして、ソロミュージシャン。個人の音のイメージを力量の高い他のプレイヤーがくみ取り、そのイメージに近づけていくプロセスが行われる。スタジオミュージシャンが主に活躍する場はこのようなスペースだったりする。

自分がベーシストというプレイヤーであり、上に挙げたようなプレイヤーがfavoriteだったためか、バンドのような組織形態で物事を進めたいと思うことが多い。スタジオミュージシャンではなく、固定化されたメンバーのバンドで、個々のテクニックを磨きながらもバンドとしてのグルーブネスというかスタイルを追求していく、というイメージ。個人のテクニックとスタイル、そしてそれらをかけ合わせて(Chemistryとも呼ばれる)集団としてのスタイルを作り上げるということ。

プレイヤーとしての僕のスタイルはというと、上に挙げた favorite bassist を知っているヒトにはわかるのだが、リズムセクションにいながらも前にでるプレイスタイルである。確実なリズム感、独特なグルーブネス、高いテクニックを備えた上に少し派手目にフロントでプレイするというスタイルである。実現できているかどうかは別にして、日頃イメージしているのはそういう光景である。

そして、今回のリーダーシップのまとめ話について聞きながら、そのような自分のスタイルがどのようなリーダーシップにつながるのかを少し考えてみたのだが、やはりというか、明確にイメージできなかった。音楽をメタファーとして取り上げるとプレイヤー的な側面が大きくなるのかもしれないが、リーダーシップについてもメタファーとしての音楽でうまく整理できると、個人的には腑に落ちるのにと思うのだが、なかなかうまくいかないものである。

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コメント (4)

kush:

MBA受験でリーダーシップ・チームワークについて、オケを例にエッセイを書いたkushです。

上の文章を読んでいて思ったのですが、イメージがしづらかったのは、最終的な演奏シーンだけ思い浮かべてるからじゃないですかね。

>固定化されたメンバーのバンドで、個々のテクニックを磨きながらもバンドとしてのグルーブネスというかスタイルを追求していく

のであれば、追求の過程で、個々のメンバーがリーダーシップを発揮するシーンはそれぞれあるはず。そんな風に感じました。

> kush さん、

確かに演奏シーンが強く頭の中にありますね。

リーダーシップという切り口だとオケの方がイメージしやすいんですよね。バンドの場合には、音楽を世に出していくプロジェクトとして捉えてみると視野が広がるのかもしれない、とふと思いました。

SW:

音楽メタファーは良くやりますよね。オケも組織論ケースでたまに出てきます。

そして、やっぱり三人ともちゃんと分かる私w

> SW さん、

こういうメタファーを使うのってリズムセクションが多いのかも。ギタリストってこういうこといわなさそう……

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2007年07月21日 00:14に投稿されたエントリーのページです。

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