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理系教育とビジネス

最近、故あってテラヘルツ光(波)という分野の技術調査研究会に参加しています。そこで今日は日帰りで仙台まで行って大学とか研究期間の方々にお話を聞いてきました。お話によると、電波よりは波長が短く、光よりは波長が長い 0.1THz - 10 THz がテラヘルツ光(波)と呼ばれているそうです。電波と光の間にあるために「光」と呼んだり「波」と呼んだりする、呼びかたに困る領域(研究者の方々はあまり困ってないようでしたが……)の技術であるようです。

今日聞いた話は工学分野と言うよりも理学分野の話が多く、テラヘルツ光(波)はかなり未開拓な領域であることはわかりました。最近までテラヘルツ光(波)を発生させるのも、受け取るのも難しかったようなのですが、研究が進んで徐々に実現されているようで、今は応用分野の研究も進んでいるようです。

随分と非日常なお話を聞きつつ(「テラヘルツ光の水分子の吸収メカニズムは、なんとかのモーメントがどうしたこうした……(結論としては、吸収メカニズムはまだ詳しくわかってないみたいだけど)」とか「パルス波を複数回のサンプリングの後にフーリエ変換すると……」とか)、こういうハードでサイエンスな領域を実用化・ビジネス化していくのは日本企業って結構できるのに、「サイエンス」より「テクノロジー」という言葉がふさわしいソフトな領域は弱いような気がするのはなぜだろうと思ったわけです。

(ここでいってるハード/ソフトは、ハードウェア/ソフトウェアの対比ではなくて、サイエンス度が高い/低いというほうが雰囲気としては近いと思います)

使い方がわからない機械が並んだ研究室の雰囲気を感じながら、日本の理系社会における徒弟制というか、年功序列的なカルチャーに原因があるのかも、と思ってみたり。他に理由があるのかもしれないけれど、意外に(想像通り?)日本の理系教育って超保守的で、老いも若いもストイックさだけが美しいと思いこんでるんじゃないかしら?

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コメント (2)

LonesomeCowboy:

勝手な思い込みかもしれませんが、学者さんの中に「研究者は研究する人であり、研究だけしていればよいのだ」というような考え方があるように思います。
研究に忙しくて、それをビジネス化するスキルやセンスを養っていないのではないでしょうか。

ストイックさだけが云々ということと同じかもしれませんけれど。

> LonesomeCowboy さん、

「研究者は研究する人」というのは特に問題ないですね。問題になるのは「研究者は研究だけしていればよい」というところにあるのでしょう。なんのために研究しているんだとなると、全人類じゃなくていいけれど、少なくとも身の周りの人々になにかを還元することを目指して研究していて欲しいと思うものです。

研究者当人がビジネス化するスキルやセンスを持っていなくてもいいのですが、なにかしら還元するための心構えや意志は持っておいていただきたいものです。

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2007年05月12日 01:59に投稿されたエントリーのページです。

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