先日、全日空の方とミーティングする機会があり、汐留シティセンターの本社に伺うと、受付の方はスチュワーデスの制服を着ていました。普段は機内で立って動き回っている方々が受付嬢としてカウンターの向こうで座っていると奇妙な感じがします。ああいうのってコンテキストが合わないといささかの違和感を覚えるものです。
で、打ち合わせが終わってからそういえばと、ふと思い出したのが 2007/4/7 号の週間東洋経済。「信頼できるエアライン」という特集記事が気になって買ったあと、放ったらかしておいたものを取り出してざっと目を通してみると、記事は全日空がエアライン・オブ・ザ・イヤー2007の受賞したところから始まっています。その受賞理由は次のようにかかれています。
今年2月21日、ワシントンDC。米航空専門誌エア・トランスポート・ワールド(ATW)が選ぶ「エアライン・オブ・ザ・イヤー2007」の授賞式が開かれた。選ばれたのは全日本空輸(ANA)だ。年間を通じてもっとも総合評価の高い航空会社に贈られるこの賞は、今年で33年目を迎える。業界誌記者や有識者・団体が推薦し、編集部が選ぶ「オブ・ザ・イヤー」は、空港オリンピックの金メダルともいえる。
<中略>
ATWは受賞理由をこう述べる。「JAL・JAS統合、9・11テロ、SARS等の苦境をコスト削減で乗り越え、03年度以降一貫して黒字計上した。日本の島国特有の排他的な企業文化を脱却し、航空連合スターアライアンスに加盟してJALを上回る国際線での存在感を示した」--。しかし、決め手となったのは、新世代機ボーイング787型機の世界初、大量発注だろう。
この記事によるとボーイング787の燃費は、同じ距離を飛ぶ場合にはボーイング747の4割弱。燃費の非常に良いボーイング767と比べても2割程度は削減可能なのだそうです。このボーイング787を世界で最初に発注することで自社に有利な装備が標準オプションとなり、余計なコストも手間もかからず、また原油高の環境下でコスト削減を進めることができるということ。このような機体の採用によりダウンサイジングを進めつつ、利益率を向上させようという姿勢が評価されたのでは、ということのようです。
そういえば全日空の受付カウンターの横には幅2メートルぐらいあるボーイング787の模型がおいてありました。来年就航ということなので、少し楽しみです。
ちなみにこの 2007/4/7 号の週間東洋経済にのっている「世界のトップエアライン50」のランキングの主なものはこんな感じでした。
1位 シンガポール航空
2位 ルフトハンザ ドイツ航空
3位 ブリティッシュ・エアウェイズ
4位 サウスウエスト航空
5位 ライアンエア
6位 エールフランス-KLM
7位 中国国際航空
8位 キャセイ・パシフィック航空
9位 カンタス航空
10位 全日本空輸
(参考: 12位 日本航空)
何を基準にランキングしているのかと思えば、単純に時価総額ですね。一年ほど前にとりあげたニューズウィークの「危ない航空会社ランキング」と比べると、実際の利用者にとってはあんまり役に立たなさそうなランキングですが、両方で10位以内にエントリされている、ルフトハンザ航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空、(KLMオランダ)は経営もよく、安全性も高い、ととらえてよいのでしょうかね。
というわけで、そろそろ夏の休暇をどうするかを考えないといけないな……


