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「国家の品格」藤原正彦

大雑把にいうと、アメリカはだめ、市場原理主義はだめ、民主主義も自由もだめ。自分の帰依する「武士道精神」とそれに関係するものが正しいので、これに寄り添えば「失われた日本の品格」を取り戻すことができると主張している本。

別の言い方をすると、「俺もいろんなとこいって、いろんなものを見てきたけどさ、やっぱ日本の桜が一番だよ。アメちゃんじゃだめだよ、なっ」と、手酌で安酒を飲むおっさんに絡まれているような気分にさせられる本。

自ら「国民に受けるのは、「国際化だから英語」といった、いちばん分かり易いワンステップの論理だけです(P43)」と言いながら、「西欧的な論理が破綻しているから、武士道精神を復活せよ」というスポーツ新聞並に単細胞な論理を振りかざして、だらだらとつまらないことを書き綴っている(スポーツ新聞の方が単細胞な点に自覚的なだけまだましか)。

ひさしぶりに定価での購入に憤りを感じた本だな、ホントに。これ以上、内容に触れたくもないし、多数の人が読んだと想像すると不快になるので、これで終わりにします。

あ、ちなみに年末のフランス行きの機内で読みました。

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2007年1月 3日 19:16に投稿されたエントリーのページです。

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