重松清の小説をここのところ、立て続けに2冊読んだ。この小説家は、孤独だけれどずっとひとりぼっちじゃない、ということを書くのがうまいと思う。
表紙に惹かれて読もうと思いながらなかなか手が出なかったのが『疾走』。
いざ読み始めたら、読み終わるまではあっというま。15歳の少年の暗くて重い、しかしスピードと透明感が感じられる人生の軌跡が描かれている。主人公のシュウジは、孤独であり「ひとり」であると心から感じている。そして、もう一人の「ひとり」とのつながりを求めて生きていく。その間にあるのは、暴力、祈り、セックス、聖書、殺人。物語の終焉は決してハッピーエンドではないが、なぜか悪い読後感ではない。
『疾走』が良かったので、すぐに読んだのが『流星ワゴン』。
人生に完全に疲れきってしまって死を想う38歳の主人公が同じ歳の父親にあう不思議な体験を通じて、生きる力を(少しだけ)取り戻す。『疾走』とは異なる設定で描かれている。すぐ隣にでも座っていそうな38歳の既婚・子持ち男性の孤独。僕は年齢がかなり近いけれど、境遇が違うのでリアリティをあまり感じなかったが、境遇が近ければかなり響くと思う。特に男の子を持つ親であれば、いろいろ考えさせられるかもしれない。
◇
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ひとり
救いようがない
過酷すぎる
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この作品に救いはあったか
傑作です
ちょっと元気になれる。
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父親とは
愛しているつもりが、大切にしているつもりが・・
感動した





