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『疾走』、『流星ワゴン』(重松清)

重松清の小説をここのところ、立て続けに2冊読んだ。この小説家は、孤独だけれどずっとひとりぼっちじゃない、ということを書くのがうまいと思う。

表紙に惹かれて読もうと思いながらなかなか手が出なかったのが『疾走』。

いざ読み始めたら、読み終わるまではあっというま。15歳の少年の暗くて重い、しかしスピードと透明感が感じられる人生の軌跡が描かれている。主人公のシュウジは、孤独であり「ひとり」であると心から感じている。そして、もう一人の「ひとり」とのつながりを求めて生きていく。その間にあるのは、暴力、祈り、セックス、聖書、殺人。物語の終焉は決してハッピーエンドではないが、なぜか悪い読後感ではない。

『疾走』が良かったので、すぐに読んだのが『流星ワゴン』。

人生に完全に疲れきってしまって死を想う38歳の主人公が同じ歳の父親にあう不思議な体験を通じて、生きる力を(少しだけ)取り戻す。『疾走』とは異なる設定で描かれている。すぐ隣にでも座っていそうな38歳の既婚・子持ち男性の孤独。僕は年齢がかなり近いけれど、境遇が違うのでリアリティをあまり感じなかったが、境遇が近ければかなり響くと思う。特に男の子を持つ親であれば、いろいろ考えさせられるかもしれない。

疾走 上
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重松 清
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5 ひとり
3 救いようがない
5 過酷すぎる


疾走 下
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重松 清
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4 この作品に救いはあったか
5 傑作です
4 ちょっと元気になれる。


流星ワゴン
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重松 清
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5 父親とは
5 愛しているつもりが、大切にしているつもりが・・
5 感動した

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2006年11月26日 12:59に投稿されたエントリーのページです。

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