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アッカ/イー・アクセス/ソフトバンクのモバイル WiMAX 実証実験

いささか時期を逸した感があるが、今月はモバイル WiMAX の実証実験に関するニュースがいくつか流れたので(自分のためにも)時系列にまとめて並べてみる。

◆アッカネットワークスが実験用無線局免許を取得 (2006/7/12)
・ニュースリリース
アッカ・ネットワークス モバイルWiMAXの屋外実証実験のための実験用無線局免許を取得、実証実験を開始

この度実験用無線局免許を取得したことにより、まずは周辺電界強度特性や伝播スループット測定などの基本特性の実験を開始し、9月よりアプリケーションの実験を開始する予定です。

・記事
アッカ、WiMAX の屋外実証実験のための実験用無線局免許を取得

今年 4 月に発表した、仏アルカテルのモバイル WiMAX 機器を使用した実証実験用の実験用免許を取得した、と。実験場所は横須賀リサーチパーク。2.5GHz を使ったモバイル WiMAX の実証実験用の免許が下りたのは今年始めてなのではないかな、という気が。仏 Alcatel は米 BellSouth と共同で実証実験を実施するが、その件との関係は不明。

◆イーアクセスが東京港区周辺でモバイル WiMAX の屋外実証実験を開始 (2006/7/14)
・ニュースリリース
モバイルWiMAXの屋外実証実験を開始

今回の実験概要は以下のとおりです。

【実験期間】 一年間
【実験場所】 東京23区内に順次3局設置(次頁実験エリア図参照)
【実験内容】 以下項目に従い、セル設計手法や設備投資効率に関する情報を得る予定

* 2.5GHz帯電波伝搬
* 伝送速度
* 周波数利用効率
* 移動性(モバイルIP技術、ハンドオーバー技術を含む)
* 多様なアプリケーション適用(動画ストリーミング、動画チャット等双方向通信アプリケーション、高品質音楽・画像伝送、オンラインゲーム、VoIPなど)

・記事
イー・アクセス、モバイルWiMAXの実証実験を東京23区内で開始

アッカに続き、エリクソンとファーウェイの機器を利用した 3G 携帯ネットワークを準備しているイー・アクセスも、モバイル WiMAX の実証実験を開始。ここ を見ると、浜松町~虎ノ門~新橋周辺で実験を実施する模様。実験に使用する機器ベンダーについての言及はないが、WiBro Mobile WiMAX Community(WMC)への参加を表明していることから、韓国ベンダーの機器を使用してるのではないかと。

◆ソフトバンク(ボーダフォン)がモバイル WiMAX 実証実験用免許を申請 (2006/7/20) &モトローラが実験に協力 (2006/7/24)

・ニュースリリース
モバイルWiMAXの商用化に向けた実験用無線局の免許を申請
~既存W-CDMA基地局にモバイルWiMAX実験用基地局の併設、およびモバイルWiMAX対応携帯端末の使用による日本最大規模の実験に向けて~

(1)実験期間: 2006年9月~2007年1月

(2)実験エリア・場所:
東京都江戸川区葛西

(3)周波数帯:
2.5GHz帯

(4)実験内容:
・無線伝送特性の評価
・周波数利用効率の検証
・高速移動時、および異システム間のハンドオーバーの検証 など

(5)基地局数:
5局(13セクター構成)

(6)携帯端末数:
25台

ソフトバンクとモトローラ、2.5GHzのWiMAXモビリティの実証実験で協力

モトローラは、5カ所のモバイルWiMAX基地局と、25台のモバイルWiMAX対応携帯端末のプロトタイプを供給します。今回の実証実験により、モトローラのモバイルWiMAXソリューションが、マルチアンテナ伝送システムをサポートし、データスループットの高速化及び有効サービスエリアを拡張する優れたMIMO(multi-input, multi-output)機能を具備実現するものになります。さらにモトローラは、テクニカルサポートとコンサルティングを通じてワイヤレス・ブロードバンドのノウハウを提供します。

・記事
モトローラとソフトバンク、東京都内におけるWiMAXの実証実験で協力 - CNET Japan

モトローラ、ソフトバンクグループのモバイルWiMAX実証実験に協力


アッカ、イー・アクセスのニュースとの違いは、ソフトバンク(ボーダフォン)は実験局に必要な免許を申請したばかりで、実験開始はしばらく先(9月)。実験場所は江戸川区葛西近辺。で、(確かボーダフォンに 3G 基地局を提供しているはずの)モトローラが、ソフトバンクのモバイル WiMAX 実証実験に協力する、ということ。米 Motorola は先日 WiMAX オペレーターである Clearwire に出資し、同時に Clearwire 子会社のモバイル WiMAX 基地局メーカーの Nextnet Wireless を買収したが、その件との関係は不明。

◆NTT ドコモの動向

NTT ドコモは 3/28 に実験局免許を申請済み。

ワイヤレスブロードバンドの屋外実証実験に向けた実験用無線局の免許を申請

1. 実験期間 約12ヶ月間

2. 実験エリア・場所
東京都代々木周辺

3. 周波数帯
2.5GHz帯

4. 実験内容
1. 基地局端末間の距離、端末の移動速度(固定的利用を含む)などに応じたスループット特性など無線伝送特性の評価
2. 無線パラメータの最適化、エリア構築方法の検証を通じた周波数利用効率の検証
3. 移動衛星通信システム(ワイドスターサービス)など既存システムとの干渉評価
4. WiMAXシステム内ハンドオーバーおよびHSDPAなどとの異システム間ハンドオーバーの検証

順調に申請作業が終われば、既に実験局免許を取得して、実証実験もすでに開始されているはず。

なお、前後して開催された社長定例会見では、NTT グループではドコモ以外がモバイル WiMAX 事業に参入する可能性も示唆されている。

NTTドコモ、社長定例会見を開催――キッズケータイが1ヵ月弱で8万台出荷と好調!!

中村氏から報告された話題は次の5点。

* WiMAXの実証実験に向けて無線局免許を申請(関連記事)
* おサイフケータイ“iD”の普及促進(関連記事(ローソン)、関連記事(イオングループ))
* 4月1日サービス開始の“ワンセグ”に向けた放送業界との提携(関連記事(日本テレビ)、関連記事(フジテレビ))
* グアム、サイパンおよび韓国への海外投資を実施(関連記事)
* 韓国のサムスン電子とLG電子に3G対応端末の開発を依頼、およびキッズケータイの出荷が好調(関連記事(LG電子)、関連記事(キッズケータイ))

いずれもすでに発表済みのもので、特に目新しいものはないが、WiMAXの実証実験は、NTTドコモが代表して実験を進めていくものの、実験結果は総務省や通信関係団体に報告するとともに、NTTグループ各社も参加するとして、WiMAX事業にドコモ以外のNTTグループが参入する可能性を示した。

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コメント (2)

Pぱぱ:

IEEE802.16 と 3GPP R6 のターゲットは
同一セグメントになるので、競合するとか。
相互乗り入れが可能かはオペレータの力量ですね。
ただ、複雑に利権がからまって
なかなか進まないという事にならなければ良いのですが。

仕様や技術以外の所が普及の鍵ですね。

Pぱぱさん、

> 仕様や技術以外の所が普及の鍵ですね。

おっしゃるとおりです。
そのときに、でかい所だけが勝つような仕組みだと、ユーザとしてみてもつまらない状況になるような気がします。

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2006年7月29日 04:32に投稿されたエントリーのページです。

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