ひさびさのエントリです。
毎月参加させていただいている Emerging Technology 研究会が今週末に開催されるのですが、今回のテーマは「NGN」なので、ちょっと事前準備をエントリとして。
開催要領はちなみにこんな↓感じです。
前回のSIビジネスにとって基盤層の一つにあたるネットワーク層で起きているNGN、MVNO、サービス化など諸々起きている動きをぼんやりとイメージしつつ、NGNを主テーマとして取り上げます。ちなみに、先走りますが、6月はインテルを取り上げようかという話になってます(この流れ分かりますよね?)。先月SIと同じく目的は情報整理とアジェンダ設定。そもそも何が起きているのか、を掴むところまでを目標とします。
ゲストを目玉にして!という会ではすっかりなくなってしまってますが、一応、シンクタンクで本領域を専門とする方に状況のサマリをお願いしています。また、都合がつけばUIEジャパンの今野社長にもご参加頂こうかと予定しています。
◆設題
・なぜ今NGNの議論の俎上に上がり、注目を集めているのか産業的にどのような意味があるのか
・周辺領域に、どれくらいの範囲でどのような影響を及ぼすのか
そもそも NGN ってなんだ?という話もあると思うのですが、一言で多少乱暴にくくってしまうと「IP 技術をベースとした、サービス拡張性が高く、細かな制御が可能な、次世代の通信事業者ネットワークが NGN である」という見方が、とりあえずの辞書的な理解としてはいいんじゃないかと、個人的には思っています。
もう少し長い説明が必要であれば、昨年の IP Meeting における NEC システムプラットフォーム研究所 江川氏の説明(pdf が開きます)がわかりやすいでしょう。また、雑誌と連動して、こういう NGN 専門のサイトもできつつあります(念のために言っておくと、いずれも関係者ではありません)。
ただ、この辞書的な理解で NGN のすべてを表せているかというと、そういうわけではないわけです。故に、上記のような設題が成立し、NGN を複数の側面から捉えることが可能なのだと思います。
その議論に備えつつ、自分の頭を整理するために過去エントリから、NGN の捉え方に関係ありそうなものを拾い上げておきます。
「インフラ企業(Google、NTT)の中立性」で取り上げたこの記事から思い至ってるのは NGN vs. Web2.0 という軸の設定です。また、「光ファイバーと IP 化をめぐって - 『光回線を巡る NTT、KDDI、ソフトバンクの野望』を読んで」を書いてたころは、NGN って固定通信事業者のためのスキームなのだなあと思ってみたりしつつ、「通信事業者が『土管』業者にならないために」というエントリを書いていた時には、NGN を視野に入れつつ、
通信事業者としては情報流通網にある程度のコントロール(制御権)を留保しておきたいのです。アメリカも日本も「放送と通信」、「固定と移動」という軸での「融合」が大きな流れになってきているし。その中で、消費者の多様化に対応ができ、コンテンツの保護も可能で、セキュリティも高いレベルだと謳うために、各種メーカーに協力してもらいつつも、通信事業基盤におけるコントロールが必要だといろんなところで繰り返し言わなければならない。これで他のプレーヤーへの影響力も損なわなくてすむし、設備産業としての投資保護という点もある程度コントローラブルになる。
という風に考えてみたり。
今日はこれ以上時間がとれないので、詳細は本エントリに上げませんが、いずれの見方を深めていっても、影響範囲が結構大きいと思うんですよね。で、もちろん見えてない角度もたくさんあって、さらに頭を悩ませる可能性が高いのでしょう。
今週末の議論が楽しみです。



コメント (2)
ウーン、なんとも興味をそそられるテーマですねえ。
なにせ勤め先で、NGNがSIに与える影響を考えよ、なんていう妙ちきりんな問いかけを受けているので…。
僕の週末は実家に帰って法事です。
いい話あったらまた教えてください。あ、そうそう、こんど(こんどこそ)山ちゃん行きましょうか??
投稿者: mizumizu | 日時: 2006年05月18日 00:33
> NGNがSIに与える影響
って、結構深いと思います。世間で Web 2.0 とひとくくりにされている現象よりも、大きいかもしれない、と思ってます。
> 山ちゃん行きましょうか??
ぜひ行きましょう!
投稿者: ayustety | 日時: 2006年05月18日 16:13