ぽかぽか気味の陽気が感じられる土曜日の午前中、CNET ブロガーである渡辺さんが主宰する Emerging Technology 研究会に参加してきました。お題は「SI ビジネスの今後、あるいは SIer2.0」。これまでの ET 研に比べて、僕の仕事に直球ど真ん中で関係する領域の話です。
30 人を越える様々なバックグラウンド、立場の参加者が集まって、SI ビジネスが受けているリスクをみんなでざっと洗い出すことから議論が始まりました。スタートラインとしてはCNET の渡辺さんのこのエントリから始まったのですが、ずいぶん広範囲に話題が進みました。手元にあるメモを見てみると、キーワードとして挙がったのは、次のような感じです。
・ユーザのグローバル化への対応
・中国、インドのオフショアの影響
・提供者、利用者間でのスピード感のずれ/欠如
・オープンソースモデルの展開の難しさ
・コンサルと SIer の関係のねじれ
・中間経路の中抜き
・人材育成で抱える問題
・外部知識の組織化
・水平分業化による各レイヤーの乖離
・通信事業者はダークサイドだ!
・プライシングの問題
・発注する側の力量
SI ビジネスにいると一度は目にした or 耳にしたことがあるテーマが目白押し。これだけの似たようなたくさんの悩みを皆で抱えてると、そりゃ閉塞感から免れないよね、と自虐的な思考で満たされそうになってました。
で、ひとしきりこういった問題意識を洗い出したところで昼食となりました。昼食の場でも、生々しい話があれやこれやと出てきて、上記の課題・リスクの議論と共にずいぶん面白かったのですが、個人的なお持ち帰りアイテムは「達成感設定」と「わくわく感対策」です。
上記のような課題・リスクが列挙されるような現在のような環境だと、小さなタスクでも楽しみながら進めることができて、それが終わったときには実感を伴った達成感がないとやっぱりつらいなと。SI の領域って、ホントはそういうわくわく感・達成感が身近に感じられる分野だったはずなのにできなくなってるね、という感じがあったのですが、今日の皆さんの話で勇気付けられました。
うまく言えないのですが、「達成感設定」と「わくわく感対策」のスキームが変化しているにもかかわらず、SIer がついていけてないんだろうなという気がします。誤解されるかもしれませんが「モノを作るのが楽しいのです」というテーゼは万能ではないと。仕事の進め方にもっとバリエーションを持たせましょう、ということです。コーチングとか Mind Hack とかが最近注目を浴びてるのも、やり方を変えるための手法の一つなのでしょう。SI が人的リソースをベースにしたビジネス領域である以上、この分野での対策はたぶんとても重要なのです。


