すこーんと抜け切れているわけではなく、73% ぐらいに中途半端に晴れ上がった土曜の朝。先月お休みだった Emerging Technology 研究会に行ってきました。
今月のテーマは「サーチエコノミー/アテンションエコノミー試論」 ということで、CNET Blogger 渡辺さんのエントリ「エンタプライズサーチ事始め」を皮切りに、
・サーチエコノミー/アテンションエコノミーの競争資源とは
・予想される業界構造変化は
・企業戦略に与える影響とは
について考えて見ましょうというもの。
最初、エンタープライズサーチについて渡辺さんから説明がありました。その説明については、先日開催されたエンタープライズサーチカンファレンスでの講演をベースにしているようなので、次の記事をみていただくと雰囲気をつかめるかもしれません。
検索プラットフォームは企業システムでミドルウェアとしての地位を獲得する
そのあと、サーチエコノミー/アテンションエコノミーの方向性に話題を進めようとするのだけれど、どうしてもエンタープライズビジネスのアリ地獄からなかなか抜け出せず(って、僕もその話題を振ってたほうなのでw、なんとも言えませんが……)、ある意味社内ミーティング状態(今日のミーティングの落としどころはどこ?みたいな)。後半のメディア論的な話題だと、ある意味無責任な分析や論評が可能で高揚感もあるのですが、エンタープライズ系の話題が織り交ぜられてしまうと、妙に現実的過ぎて「総論賛成、各論反対」みたいな状態になってました。
で、この会の間じゅう耳がしくしく痛い状態だったので、後半の議論に微妙についていってなかったりするのですが、アテンション(エコノミー)領域に絞ってみると、利用者の置かれたコンテキスト(のデザインとか分析とか)というのがキーじゃないかなと、会の間じゅう、頭の片隅で考えていました。またはアフォーダンスの追求、というのも別のポイントになりえるかもしれない、とか(アフォーダンスについてはこことかここを見てください)。
アテンションが意識に働きかけることだとすると、アフォーダンスは無意識に働きかける。または、アテンションとアフォーダンスをうまく使い分けたインタフェースを提供することで、その仕組みの習得コストが少なくなるわけです(Google や iPod がそういうデザインですね)。そこをうまく仕分けしてデザインするためには、競争資源への意識ももちろん必要ですが、利用者のコンテキストの分析と再デザインもわりに重要なんじゃないかな、と思ってみたりしました。
この辺の議論をできればなぁ、といまさらながらに思うのですが、エンタープライズ分野の話から始めちゃうと、リアルすぎてちょっと身につまされる感もあったりして、なかなか難しいですね。


